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奈良日日新聞にて、当社会長打谷久義の自伝が連載されています。
その自伝につきましてのインタビュー記事の一端などを少し。
本誌の長期連載シリーズ「一期一会の邂逅人生~人生は自分探しの求道の旅」はまもなく開始から1年5カ月が経過する。
石一筋50余年の打谷石材会長、打谷久義氏(76)が波乱万丈の人生を振り返ってつづった自伝だが、ざっくばらんな語り口調のスタイルが読者に好評で反響も大きい。
話はいよいよ第3章の青年期に突入し佳境を迎えつつあるなか、今後の展開などについて打谷氏に話を聞いた。
―少年期を読ませてもらって当時の情景が鮮明に浮かんでまいりました。
非常に熱がこもっていますね。
「私は久義という名前ですが、幼少期には他人からぼんちゃんと呼ばれていました。
あの頃は、遊びでも勉強でも他人を引っ張っていかなあかんという意識が強かったですね。それも単にガキ大将としてではなく、大人との付き合いでもそうでした。
私は耳成山で育ったものですから、はっきり言って井の中の蛙です。ですが若い頃はとにかく五感で知識を吸収していきました。幼少期の事はカメラ以上の鮮明さで記憶に残っています」
―読者から楽しく読んでいますとの声も頂戴しています。
「ありがたいことです。連載が30回を過ぎた辺りから、がぜん力が入るようになりました。
最近では自叙伝でのベストセラーにしてやるというぐらいの意気込みで打ち込んでいます」
―若い頃は文学青年だったとか。
「そうでした。昔、明日香路の恋という題の歌謡曲を作詞したこともあります。清純派スターに歌ってもらおうと思ったのですが、どこへ持っていけばいいのかわかりません。
そうこうしているうちにその人の婚約が発表されたもんですから落胆してしまって歌詞自体も破り捨てました。そういう話がまた愉快に感じていただけるのかもしれません」
―自伝を通じて、読者に何を最も伝えたいですか。
「読者に元気を与えられたらうれしいですね。
実際は読者から昔を思い出して若返りましたとの声をいただくこともあって、私の方が励まされています」
(後略)
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バックナンバーなどは奈良県内各地の図書館などでもお読みいただけます。